壁面を塗る習慣はどの時代から行われてきたか。特定するのが難しいほど古く、室内を装飾したくなる気持ちはおそらく人類本来の志向として植え付けられているのでしょう。世界中に今も現存する古代の壁面。その多くに、塗り壁の上に装飾を描く技法が採られており、古代の人々が空間を彩ることに余念がなかったことを示しています。
S5デザインでは、装飾をデザインとして捉える現代の発想を取り入れながら、時を越えて伝承されてきた素材を現代と古代の「SENSITIVE SPACE = 空間を共有する感覚」とつなぎ、古代の人々の息吹さえも感じることのできる空間づくりを目指しています。古代から伝わる雰囲気と現代の技術で融合させたデザイン。人類の歴史の延長線上に位置し、素材のDNAを継承するS5デザイン。壁材の進化の過程を感じられる、最上の空間に触れてください。
設計において、物体だけでなく光や陰、音や空気も重要なデザインの要素となります。オリジナルの模様を型押しすることにより、壁面に注がれる光と陰影とを操り、音の状態や空気感までも意識してデザインすることができます。
くっきりと浮き出たエッジは、無機素材にしか表現し得ない精巧さを実現。そのバリエーションは、オリジナルの模様や彩色に加え、光や音などの要素を掛け合わせることで無限大に広がります。 オーダーメイドの空間をお楽しみください。